不動産冬の時代

最近、新聞を開くと景気の話、特に不動産市況の悪化が目に付きます。去年の夏から急下降した不動産業界。上場企業の倒産も相次ぎ、まさに冬の時代が訪れています。それでも厳しいからこそ、会社や人間が鍛えられるということもあります。

不動産相場も今は弱気一辺倒、不動産業の株価も大暴落。将来のある時期振り返ってみれば、「あんなに安い時代はなかったと」なるかもしれません。今日の日本経済新聞でも、大手不動産会社もマンション供給を削減という記事が出ていました。在庫が積みあがり、新規発売を抑制し在庫処理を優先する。でも、ここ3年くらいは価格が上がったせいで、買い控えが発生し、買い控えのお客さんもつみあがっているはずです。あとは価格が下がりさえすれば、一気に需要喚起されるのではないかと考えています。1棟でも供給戸数が多いマンションの状況はちょっと違うかも知れませんが、一戸建ては物件は急速に供給が減り、お客さんに紹介したくても紹介できる物件がないのが現実です。また、マンションにしても資材価格が上がり、建築費が急騰していますから、マンションを建てて収益が合う土地が少なくなっているので、マンションの供給が減り、新築マンションが希少になる状況も考えられます。 

市場予測はあくまで予測ですからどうなるかはわかりませんが、この冬の時代を個人も会社もどう乗り切っていくか。大切なのは“ぶれないこと”ではないかと思っています。確かに去年おととしに住宅を買った個人のかたは1000万円単位で価格下落(評価損)しているかも知れません。でもそこに生活し続けていく限りにおいて損は出ませんし、そこでの生活というプライスレスなものは、何物にも代えがたい時間です。会社としても、小手先ではなく基本理念や理想に立ち戻って地道な努力を続けていく、そのことこそが今求められていると思います。

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