住友不動産「シティタワー品川」
2008年10月04日 | カテゴリー:
昨日のYahoo!ニュースで知ったのですが、品川駅徒歩10分の住友不動産の「シティタワー品川」が激安で販売されて、総戸数828戸が即日完売。最高倍率は378倍に達したとのこと。
2LDK〜4LDKのファミリータイプが2247万円〜4347万円という価格の秘密は、東京都の土地に72年の「定期借地権」を設定したことと、合わせてコンペにより東京都から事業者が大きな利益を得ることに制約がついたのだろうと思います借地権なので、価格とは別に毎月4万円前後の借地料の支払いが必要になるとしても価格は激安。定期借地権だから比較が難しいというものの。そもそもマンション不況の今、「828戸のマンションが378倍の倍率で即日完売」という事実が物語るようにユーザーは激安と判断した訳です。
住宅が安く手に入ること自体はとても喜ばしいことです。民間が営業目的に行っているのであれば全く問題はないと思います。今回のケースは東京都の土地を定期借地権を設定して貸しています。あまり広告を行わない中での即日完売と高倍率を考えれば、おそらく価格がもう少し高かったとしても即日完売できたはずです。価格の内訳は建物代と権利金でしょうから、建物代から事業者の利益がでて、土地の権利金と地代が東京都の収入になる訳です。それを安く出すということは、都の収入という面でも公平性への観点からもはなはだ疑問です。
東京都は昨年から武蔵村山市で定期借地権を活用した「むさしのiタウン」プロジェクトを行い、そこでも同じような事態が発生していました。戸建とマンションなので、この時間差は建築期間によるもので、おそらく同時期の企画でスキームが決められ価格の調整は出来なかったのかもしれません。次に公共が関わる定期借地権物件が出されるならば、これらの事例を研究し、事業主体でもある公の収入と購入者と非購入者との公平性にもっと配慮してほしいと思います。でも、個人的にはぜひ杉並区でやってほしいかったです・・・(まあ当たらないにせよ)。
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