建築の規制「耐火認定」について

2010年04月20日 | カテゴリー:

今取り組んでいる新築プロジェクトはなかなかの難敵で、防火地区に位置するため「準耐火建築物」にする必要があります。普通に45分耐火の認定が取れている工法(窯業系サイディングかガルバ等の鋼板系が多い)であれば比較的簡単なのですが、お客さんの「出来れば塗り壁で」という要望にこたえるべく四苦八苦しています。特に今回は高千穂の「そとん壁」を採用したいと考えているので、ハードルが高い高い。

いろいろ調べれば調べるほど、無意味な規制って多いです。今回ネックになっているのは45分耐火の工法。建設省告示第1358号「準耐火構造の構造方法を定める件」を見ると、耐力壁である外壁の仕様は湿式を採用しようとすると「木毛セメント板又はせっこうボードの上に厚さ15ミリメートル以上モルタル又はしっくいを塗ったもの」にしなくてはならない。でも、釘(ビス)が効かないせっこうボードに湿式ってありえないでしょ。これ以外は「認定工法」ならOK。認定を受けるために、検査機関で実験が必要で、それも使う材がひとつでも違えばそれぞれに認定を取らなくてはいけない。イコール検査費用がかかるってことで、流通量が少ない材料はペイしないので認定を取っていないものが多い。使用している基本材料が同じで「どう考えても問題ないでしょ」というものでも、認定がないとだめなんです。絶対無駄なコストで、建築費が上がるひとつの原因です!

この間木製玄関ドアのメーカーの方と話していて、耐火認定を取っているドアと取っていないドアで価格が違う。でも見た目はまったく同じ。これが本当に耐火のドアってどうわかるの?完成してたら切断するしかないわけです・・・。笑えない話。

もちろん、正面突破すべく調査中です。「認定」制度は改善すべきだと思っていますが、今回の新築、ハードルが高いってことは良く調べるので、いろいろ詳しくなります。そういう意味では悪いことではないです。

コメントする

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.ethos-ltd.com/post/mt-tb.cgi/470